ぶらぶら美術・博物館「怖い絵」傑作選!

今回は、傑作選!名著「怖い絵」シリーズでおなじみ、中野京子先生の名解説スペシャル。中野京子先生の手にかかれば、1枚の絵画からめくるめく物語世界が浮かびあがり、名画がより一層魅力的に!総入場者数が60万人を超え、社会現象にもなった「怖い絵展」はもちろん、「ロマンティック・ロシア」などから、選りすぐりの名作を凝縮した特別版をお届けします。巨匠・セザンヌが若き日に描いた「殺人現場」や19世紀末から英国でブームになったという「妖精画」。名画に潜む秘密やスキャンダル、当時のヨーロッパの社会背景や意外なトリビアも交えて解き明かします。さらに「北のモナ・リザ」と呼ばれるロシアの傑作も登場。彼女は一体誰なのか、涙で滲んだ瞳の秘密とは?最後は、中野先生が交渉に交渉を重ねて初来日を果たした、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの至宝「レディ・ジェーン・グレイの処刑」。英国王室内の争いに巻き込まれ、16歳の若さで処刑された悲劇の女王。彼女の人生が凝縮された大作です。視覚的、技巧的にも素晴らしい作品ながら、背景の物語を読み解くと、さらに切なく迫ってきます。「怖い」「切ない」「美しい」…物語をひもとく名解説で、感情を揺さぶられる1時間を、

情報源: #384 「怖い絵」傑作選!中野京子先生・名解説SP〜社会現象を巻き起こした「怖い絵展」世界的名画に潜む悲劇・物語〜|ぶらぶら美術・博物館|BS日テレ

 かみさんが見たいと言うので、BS日テレのぶらぶら美術・博物館の「怖い絵」傑作選を見ました。番組中「北のモナリザ」と呼ばれる「見知らぬ女(忘れえぬ人)」ですが、「北のモナリザ」で検索してみると「真珠の耳飾りの少女」が出てきてしまいます。どっちでも良いのですが、確かにこの絵の方が日本人的にモナリザよりも惹きつけられる感覚があります。以前何かの時にこの女性は高級娼婦ではと言われていましたが、アンナ・カレーニナだろうと言う説の方が説得力がありました。「レディ・ジェーン・グレイの処刑」の方は、プロテスタントとカトリックの争いだという解説の時のジェーン・グレイの肖像画を見てあまり感情移入できなかったのですが、この絵のジェーン・グレイに関してはこの絵の状況の解説を聞くと尚更感情移入してしまいます。